たこ焼き屋の開業資金はいくら?何を準備したらいいの?【参考にしたい】

この記事で解決できる悩み

  • たこ焼き屋の開業資金ってどれぐらい準備したらいいの?
  • 開業時は何を準備したらいいの?
  • たこ焼き屋を開業しても失敗しないための4つ注意点

タケ
こんな悩みを解決できる記事を書きました。

僕は7年ほどたこ焼き屋を経営しています。

この「たこ焼き屋の開業資金はいくら?何を準備したらいいの?【参考にしたい】」の記事を読めば開業資金をどれぐらい準備したらいいのか、またどんな準備をしたらいいのか?わかるようになります。

なぜなら僕も同じような悩みを抱えていましたが本記事に書いてあることを理解し実践することで悩まなくなりました。

 

ぼくもたこ焼き屋を開業する際は慎重になっていましたし、たこ焼き屋の情報ってぜんぜんなかったので準備する上でたくさん失敗もしました。

タケ
ムダなお金は使いたくないですし、失敗したくないですよね。開業時は自分も同じ気持ちでした。
タケ
たこ焼き屋の開業資金は業態によってぜんぜん変わってくるので是非これから開業考えている人は知っておいてほしいです。損しないためにも。

 

目次

たこ焼き屋の開業資金は業態によって変わります。業態は3つ

まずたこ焼き屋を開業する場合3つの業態があるので把握しておいてください。業態によって開業資金は大きく変わってきます。

  • 店舗型
  • 移動販売(キッチンカー)型
  • 屋台型

という形で分かれます。

 

店舗型

店舗型は町中にあるような個人店のたこ焼き屋やスーパーの中に入っているたこ焼き屋など、場所を構えて営業するスタイルです。

 

デメリット:場所をかまえているので移動できない、休みづらい。

メリット:常連さんは来やすいですし覚えてもらいやすい、準備がラク。

 

移動販売(キッチンカー)型

移動販売(キッチンカー)はスーパーの軒先やパチンコ店の軒先、またイベント会場で出店したりもします。さらに町中のお祭りなど色んなところに出店できるのが特長です。

 

タケ

たまに移動販売(キッチンカー)にめちゃくちゃお金かけちゃう人いますがあまり最初からお金かけるのはおすすめできません。

まずは開業資金を回収してから車にお金かけていけばいいと思います。まだ実績も結果もだしてないときからお金をかけるのはリスクでしかないです。ただかけなさすぎも良くないです。

大切なのはあくまでお客さん目線であること。いい商品を作るのは当たり前の条件です。

 

 

また自分の場合だと旅行によく行くので休みも取りやすいです。

店舗だと休みとりづらいですし、家賃も決まった額かかってくるので営業しないともったいないって思います。なので自由度高いのは移動販売だと感じます。[/voice]

開業資金を考える上で自分がどんなライフスタイルを送りながらたこ焼き屋を運営していくのか?は非常に大切な要素です。

 

デメリット:出店している場所が不定期なので常連さんが訪れにくく覚えてもらいにくい。

メリット:車で移動できるので極端に言うとどこにでも行けます。固定店舗と違う最大のメリットは場所を変えれるところ。

 

 

こちらの移動販売を開業する前に知っておきたい18のメリット・デメリットでさらに詳しく移動販売のメリット・デメリットを解説しています。

オススメ記事:たこ焼き屋の移動販売がなぜ儲かるのか7つにまとめてみたよ!

屋台型

屋台に関しては一番この中でコストが抑えれる業態です。移動販売(キッチンカー)で出店できないところでも出店できることがあるのが特長。もちろん逆のケースもあります。

 

・デメリット:準備に時間がかかりめんどくさい。基本屋外の出店が多いですが風の影響を受けやすいです。最近は屋台型で出店できないところが増えてきている。

・メリット:とにかくコストを抑えれる。長期的な出店の場合設営などそのままにしていい場合があるので、そういう時は準備がラク。目線が低いので販売しやすい。調理しているところが見せられる。

資金面としては上から順番に

  1. 店舗型(目安500万〜)
  2. 移動販売型(目安80万〜)
  3. 屋台型(目安30万〜)

という形でかかってきます。

 

あくまで目安ですが大体上記ぐらいはかかってきます。あとは

  • 販売する規模
  • 道具の選び方
  • 商品の原価

などで開業費は大きく変わってきます。こちらも後ほど詳しく解説していきます。

 

また売上予算を決めることで自分がどういったモノを揃えないといけないのかが見えてきます。

  • どれぐらいの売上を上げたいか?
  • その売り上げを上げるのにどれぐらいの規模で営業しなければいけないのか?
  • スタッフは何人必要なのか?
  • どういった道具でたこ焼き器を焼かなければいけないのか?
  • どんな商品で勝負するのか?

売上予算を決めることで開業資金に関係してくる項目が出てきますのでまずは売上予算を決めてみてください。

 

 

たこ焼き屋は7つの準備することを把握できれば開業資金がわかる。

ではここから具体的にどんなことを考えながら開業資金を準備したらいいのか?7つの項目にわけて解説していきます。

開業時に何を準備するかすべてわかった状態ではじめて開業資金というものをある程度把握できます。

では順番に開業資金は何がかかるかお伝えしていきます。

 

1.場所

まずは営業するためには場所代がかかります。さきほどお伝えしたように

  • 店舗
  • 移動販売(キッチンカー)
  • 屋台

で分かれます。

店舗の場合は一般的に家賃や敷金・礼金含め火災保険に入るのが義務付けられていると思います。

 

移動販売や屋台の場合は出店料(場所代)という形で場所がかかってきます。出店するためには大きくわけて

  • 固定出店料(売上に関係なく決まった額の出店料を支払う
  • %の出店料(売上に応じて売上の10%〜30%を支払う

この2パターンに別れます。

 

例として上げてみました。

月稼働 稼働 平日売上 出店料 1日あたり 合計
平日 17日 20,000円 10% 2000円 34,000円
土日 8日 50,000円 20% 10,000円 80,000円
25日 740,000円 114,000円

上記の例はすべて%の計算です。平日、土日と25日稼働して114,000円の出店料がかかるという計算です。

気をつけないといけないのが売上をその日に持ち帰れる時と売上を預けないといけない時があります。

売上を預ける場合だと大体翌月支払いみたいな形で出店料を引かれた分の売上が振り込まれので一定期間運転資金が減ります。

 

なのである程度余裕を持っておかないと黒字破産という形になりかねないので気をつけてください。

改善策としては売上を預ける出店先にはでは出ないことです。そうすれば運転資金を預けなくていいいので多く運転資金を確保する必要はなくなります。

もっと詳しく知りたいという方はこちらの移動販売の場所代(出店料)ってどれぐらいかかるの?出店場所選びを間違えると破産するその理由とは?で解説しています。

 

2.保険

店舗の場合は一般的に家賃や敷金・礼金含め火災保険に入るのが義務付けられていると思います。

保険は食品を扱うものとして重要です。特にPL保険は。店舗ですと火災保険なども加入しないといけないですね。

 

移動販売の場合ですと車なので損害保険と自賠責保険が必要になってきます。最近は移動販売はイベントなどに出店する場合PL保険は義務付けられています。

屋台はPL保険だけですが屋台でやる場合ももちろんPL保険は入っておいてください。何があるかわかりません。

 

 

3.道具

2つ目は道具です。たこ焼き屋の道具も値段がピンキリです。なのでたこ焼き屋の道具は◯◯万円と決まっていません。道具を選ぶ上で大切なのは規模感です。

  • どれぐらい売上を上げたいのか?
  • どれぐらいの準備をしなければいけないのか?
  • 自分のお店はどれぐらいの大きさなのか?

この辺りです。

 

あとは常に追求する部分で大切なのが効率です。たこ焼き屋にとって効率は売上を上げるための大切な要素の一つ。

実際にぼくは最初10万の売上をあげるまで時間かかりました。大きなイベントを出た際に効率の悪さを痛感したんです。それから効率を常に意識しました。

たこ焼きを焼きはじめる準備からお客さんに商品をお渡しするまでの一連の流れを洗い出しました。これは営業しながらでないとなかなかわからないことなので最初は考えなくて大丈夫です。

 

しかし道具に関しては選ぶポイントがあるのでその道具選びに関しては下記の2記事を参考にしてみてください。

たこ焼きの道具全般はこちらにまとめました。
参考記事:たこ焼き屋を開業するときに必要な16個の道具まとめ-とにかく買っておけ!

たこ焼き器に関してはこちらにまとめました。
参考記事:業務用のたこ焼き器のおすすめポイント【プロたこ焼き屋推薦】

 

 

4.商品

たこ焼き屋を開業するにあたって美味しいたこ焼きは準備出来ていますか?あとは自分が立てた予算に対してどれぐらい原価かかるか把握していますか?

まだ原価計算できてないのでしたらこちらの【簡単】たこ焼きの原価計算を3分でマスター!を参考にしてみてください。

たこ焼きの商品作りをするために材料に関して理解しておいてください。

たこについて
たこ焼きの美味しいタコって?タコ頭と足では大きな違いがある。

紅生姜について
たこ焼きに入れる紅生姜はどう使えばいいのか?【プロのこだわり】

天かすについて
たこ焼きに天かすはなぜ入れるのか?【素朴な疑問を解消】

ネギについて
たこ焼きにおすすめな2種類のネギをプロが徹底解説【参考にしたい】

青のりついて
たこ焼きにかける青のりはどう使えばいいのか?【これを見れば完璧】

 

仕入先

仕入れ先の確保は必須ですね。あとは仕入れ値を確認しておきましょう。上記の原価は結局は仕入れ値の価格なので仕入れ値を以下に下げれるかで開業資金も下げれるということです。

  • 送料はかかるのか?かからないのか?
  • 何個から仕入れはできるのか?
  • ネットで注文できるものなのか?

この辺りは確認しておいたほうがいいですね。ただ細々とした数字を計算しすぎるといつまで経っても開業費がでないのでその辺はざっくりとして数字で大丈夫です。

 

5.スキル

スキルなのですがたこ焼き屋の開業を考えているのであればもうスキルは習得済みですか?習得済みであれば費用はかかりませんがスキルを習得していたないのであれば覚える必要があります。

手段としては

  • アルバイト
  • お金を払って学びに行く

この2つ。

 

アルバイトをする時間があればいいのですがない方はお金を払ってプロから学ぶべきかと。

またプロから学ぶ場合は焼き方だけではなく仕入れや自社商品に対してのアドバイスをしてくれるところもあります。

実際にぼくはたこ焼き屋でアルバイトもしましたし、また別の環境でプロに教わりました。10万以上は学ぶために支払いました。

 

一見高いように感じる人もいるかもしれませんが中途半端のスキルで営業すると機会損失起こすのでスキルアップは必ずと言っていいほどしておくべきです。

間違いないスキルを持っておけば投資分の回収もすぐです。

 

アルバイトとかで習得する際はバイト代はでます。

しかし年下のアルバイトに怒られたり、やめにくかったり、30代、40代になってからアルバイト気が引けるという方にもプロから学ぶのはおすすめです。

もちろんアルバイトと比べて費用はかかるのですが時間効率もいいのと人間関係のストレスはなくなります。

オススメ記事:【プロ直伝】美味しいたこ焼きの焼き方8個のコツ【動画あり】

6.許可

許可は2種類必要です。

  • 食品衛生責任者
  • 飲食店営業許可

この2つです。

 

この食品衛生責任者と飲食店営業許可を取得しなければ営業はできません。また下記の

  • 店舗
  • 移動販売(キッチンカー)
  • テント

それぞれ許可のとり方は異なりますし、営業する業態でも営業許可の費用も変わります。

営業許可費用(愛知県の場合)

費用 取得年数 備考
固定店舗 16,000円 5年
移動販売車 16,000円 5年
屋台 5,000円 5年
臨時 9,000 最大3週間

 

タケ

たこ焼き屋を長いことやる気ならば5年で取得したほうがいいですね。

なぜか臨時営業の金額が期間短いのに高いです。また臨時ですと出店現場近くの保健所に出向く必要があります。

他の営業許可は家から近いところでその都度最寄りの保健所に行かなくても大丈夫です。そう考えると臨時の営業許可はもったいないです。

営業許可に関する詳しいことは移動販売車独立開業の流れー食品営業許可ってどうやって取ればいいかわからないあなたに!にまとめてありますのでこちらを参考にしてください。

食品衛生責任者費用

こちらは5,000円ほどで取得できます。

タケ
飲食業を始めたいって人によく聞かれるのが「資格とかいるの?」とかよく聞かれますがたこ焼きをはじめるのに特に調理師免許が必要とかはありません。ただ、さきほどもお伝えしたように飲食店営業許可食品衛生責任者は必要になります。

 

たこ焼き屋の開業資金はどうやって準備する?

たこ焼き屋を開業するために何を準備するか把握したら次はどうやって開業資金を準備するかです。

あなたはどうやって開業資金をしますか?ぼくが知るかぎり一般的に4つ方法があります。

 

自己資金

まずは自己資金ですね。今まで貯金をしてきたのであれば切り崩して開業資金にあてたり。もし自己資金がなければ貯金しましょう。

年数 貯金月額 貯金合計金額
2年 5万 120万
3年 5万 160万
4年 5年 240万
タケ
自己資金がなければ貯金するか他の手段を考えるしかないです。もし自己資金だけで開業するならあなたは毎月どれぐらい貯金してどれぐらいの年数をかけて貯金しますか?

 

家族に借りる

家族に借りられれば借りたほうがいいです。銀行から借りたりするよりはリスクも抑えれますし時間もかかりません。

ちなみにぼくは自己資金と家族に借りたお金で開業しました。なぜなら一日でも早く開業し稼いで返したほうがいいと思ったからです。しかしこの方法は誰もができる方法ではないので必ずしもこの方法でなければいけないってことはないです。

 

銀行に借りる

はじめは自分も銀行にお金を借りようとしましたが想像以上に時間がかかります。時間をかけて結局お金貸せませんって言われたら時間のムダになるのでぼくは銀行に借りることはあまりおすすめではないです。

 

 

補助金

助成金で移動販売を開業したって人も業界の中にはいるので貯金もない借りる人もいないって方は補助金も視野に入れてみてはいかがでしょう。

 

クラウドファンディング

移動販売業界でもクラウドファンディングを使用する人もでてきました。何も0の状態でクラウドファンディングが成功するかはわかりませんがそこに自分の思いがあるのならばクラウドファンディングを使ってみてもいいかもしれません。

 

失敗しないためにたこ焼き屋を開業する前に知っておきたい4つのこと。

タケ
開業してから「あーしておけばよかった」と思うことがあるかもしれません。少しでも思わないようにここでは開業前に知っておきたい5つのことをお伝えしていきます。

 

1.開業にお金をかけすぎない

お店を「おしゃれしたい」「かっこよくしたい」と思っている人は多いと思いますが必ずしもお金をかけたらいいわけでもありません。

  • 車にお金をかけすぎたり
  • 外観にお金をかけすぎたり
  • 設備にお金をかけすぎたり

としがちですが必ずしもお金をかけたら儲かるというわけではないのでご注意を。自分も最初は手作りで販促物作ったりしてましたがそれはそれで手作り感が出てよかったりもします。

 

 

2.自分の考え方を捨てる

たこ焼き開業時はまだまだ素人なわけです。そんな時は結果を出している先輩から学ぶのが一番です。そして自分が信じるその人の言うことをとにかくこなしてみてください。なぜなら上手く行っている人の行動を盗んでいるとだんだんと考え方も変わってくるわけです。

ではどんな考え方なのか?というと稼げる考え方です。

まずは稼げる考え方に変えれば行動がかわり結果も変わります。

 

3.営業スキルを磨こう

営業スキルは仕事をする上でめちゃくちゃ大事です。営業するスキルがあってモノが売れるわけなので。営業といってもペコペコするのが営業ではありません。

例えば

  • 近所付き合い
  • 商品を磨いたり
  • お店の見せ方
  • SNS発信

など。

営業にはいろいろ方法があります。

タケ
移動販売でいうと誰かの出店先に遊びに行くのもれっきとした営業です。

 

なのでとにかく動きましょう。

 

4.計画は綿密に行動は楽観的に

ここまで色々お伝えしてきましたがやることはいっぱいあります。なのでやることを一度紙に書き出してみてください。

ホントやることが多すぎて挫折してしまう人もいると思いますがあきらめず頑張ってください。

まとめ:たこ焼き開業資金を把握した上で準備しよう

たこ焼きの開業資金を把握して準備に取り掛かりましょう。

たこ焼き屋の開業資金は業態によって変わる。

  • 場所
  • 保険
  • 道具
  • 商品
  • スキル
  • 許可

開業資金の目安。

項目 内容 金額
場所 固定店舗・移動販売・屋台 30万〜1,000万円
保険 PL保険・損保保険・火災保険 1.25万円
道具 たこ焼きなど営業する時に必要な道具 5万~100万(たこ焼き器含む)
商品 材料費、仕入れ 10万〜30万(材料費)
スキル スキルを学ぶための費用 10万
許可 営業するための費用 2.3万円
概算見積もり 58.5万〜1,143万

正直、開業資金はお金をかけようと思えばいくらでもかけれてしまいます。ですが今はいい時代なので道具も安く出回ってますし中古などのたこ焼き器を購入したりする手段があったりと選択肢は多様です。

まず開業資金を考える上で大切なことは上記に書いたことなので参考にしてみて一度数字に出してみてください。数字にまず出すことで色々予算を削れるものがみえくるのでとにかくノートやEXCELでもなんでもいいのでまずは数字に出してみてください。

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この記事を書いた人

たこ焼き、旅、ブログが好きです。内申点10、初アルバイトは1ヶ月でクビ。
仕事、勉強できない僕がたこ焼きで起業し最高月商500万の起業家に!年間144日しか働きません。ブログ、旅,オンライン英会話、移動販売についておもに発信していきます。
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