【キッチンカーの経費を解説】維持費を見直してシンプルに儲けるコツ

この記事で解決できる悩み

  • キッチンカーの経費で考えられるものは?(開業後)
  • キッチンカーで注意すべき経費(維持費)とは?
  • キッチンカーの経費(維持費)を抑えるコツは?

タケ
こんな悩みを解決できる記事を書きました。

僕は8年ほどたこ焼きの移動販売(キッチンカー)を経営しています。

 

この「【キッチンカーの経費を解説】維持費を見直してシンプルに儲けるコツ」でお伝えすることは簡単に明日から実践できる内容です。

経費(維持費)の悩みを抱えてている方は多いですが本記事に書いてあることを理解儲けを増やしてください。
大切なのは利益です。

タケ
実際にぼくが実践していることも織り交ぜて解説していきます。

 

目次

キッチンカーの経費(維持費)になるものは何がある?

 

キッチンカーの経費(維持費)はどんなモノが考えられるのか?今回は開業後にかかる経費についてお伝えしていきます。

開業後の経費(維持費)

開業後にかかる経費(維持費)は以下のものが上げられます。
開業前の経費と違い細々としたものが多く大半は維持費です。

  • 原価
  • 出店料(賃料)
  • 人件費
  • 車両費(車検代、オイル交換、タイヤ交換)
  • 営業許可証取得手数料
  • 損害保険
  • PL保険
  • 駐車場代
  • 自動車税(租税公課)
  • 交通費
  • 水道光熱費
  • 広告宣伝費
  • 消耗品費(梱包材費)
  • 商品開発資金

ざっと上がるとけっこう色々あります。

原価

原価は商品にかかる経費でこれは仕入れという扱いで区分します。経費の割合としては一番かかることが多いです。

 

出店料

近年は出店料が高騰しており出店料が20%というのは普通になってきたが完全に出店者泣かせだなと感じています。
この出店料も原価と同じぐらいか原価の次に割合が大きい経費です。

 

 

人件費

キッチンカーでの人件費は社員を雇ってない限り固定費ではなく変動費になることが多いです。週末はイベントが多いのでそこで人手が足りなくなるので派遣や友人にお手伝いを頼むことが多いです。

 

 

車両費

車両費に関しては一般的に車検代、オイル交換、タイヤ交換などメンテナンスにかかる経費がこれに該当します。

【キッチンカーの経費を解説】維持費を見直してシンプルに儲けるコツ

営業許可証取得手数料

営業許可証の取得手数料は開業の時にも必要なのですが5年に1回定期的に更新があります。

 

損害保険料

損害保険料は毎年1年更新で費用がかかります。
事故がなければ等級もあがるので事故のないように日々営業したいところです。
もちろん違反もないように。

 

PL保険

PL保険は食中毒を出してしまったりお客様にこちらの過失を保障するための保険です。PL保険を使うときが来ないように務めなければいけませんが万が一のことがあります。
また近年はキッチンカーの組合はPL保険を加入義務としています。

以前まではPL保険に入ってない業者もちらほらいましたがキッチンカーの組合が義務化したことによりPL保険に加入していることが当たり前になりました。
業界的にも良いですし、お客様としても安心です。

 

駐車場代

駐車場スペースがある方は必要ない経費ですが駐車場を借りないと普段営業していない時に車を停めるところがない方は必要経費です。

 

自動車税

こちらも普通車同様自動車に対して毎年税金がかかってきます。
ナンバーの種類によってかかってくる自動車税はことなるので把握しておきましょう。
1ナンバーで1.5トン車は〇〇円です。

 

交通費

交通費はガソリン代とかですね。仕事上でかかってくる電車賃なども含まれます。

 

水道光熱費

仕込み場所を構えている人は電気代、水道代など。キッチンカーの営業時に使用するプロパンガスはこちらに含まれます。発電機のガソリン代もこちらに含んでよいかと。

広告宣伝費

キッチンカーの広告宣伝費はお店を仮装しているタペストリーなど。

 

消耗品費(梱包材費)

消耗品に区分されるものは非常に多いです。
自分はたこ焼き屋で消耗品をあげるとレジ袋、たこ舟、輪ゴム、消毒、洗剤、ゴミ袋など。
あげるときりがないですが非常に多いです。

 

研究費(商品開発資金)

商品開発に使用する経費です。

 

 

キッチンカーで特に注意すべき5つ経費(維持費)とは?

まず結論からお伝えする注意すべき経費は以下の4つ

  • 原価(材料費)
  • 出店料(賃料)
  • 人件費
  • 交通費(ガソリン代・高速代)
  • 家賃(仕込み場等)

原価(材料費)は

まず1番かかる経費としては原価です。
まれに原価が低い商材もあるので必ずしも原価が1番かかる経費としては断言できませんが一般的に飲食店の原価は30%を目安として考えるということをよく聞きますし実際に原価30%前後の方が多いです。

キッチンカーの商品の原価率を理解するためにはキッチンカーにおける原価率とは?失敗しないための商品作り【これで完璧】の記事がおすすめです。

出店料(賃料)と人件費は固定費ではなく変動費

上記の経費はキッチンカーを経営していく上で特に大きな割合を占めている経費(維持費)です。

キッチンカーは固定店と違い毎日同じ場所で営業するというよりかは場所を変えて営業することが一般的なのをまずは覚えておいてください。
出店料(賃料)は出店する場所で変わります。

人件費もイベント時だけ派遣のアルバイトを頼んだりすることも多く大きく変動します。
なので出店料(賃料)と人件費は固定費という考え方というより変動費という考え方です。

移動販売の場所代(出店料)ってどれぐらいかかるの?出店場所選びを間違えると破産するその理由とは?

馬鹿にできない交通費

売上を上げても遠出しすぎててガソリン代と高速代合わせて1万近くかかっていることもまれになります。
特に最初は近場で様子をみること。
土日のイベントはある程度集客が見込め売上も上げやすいので少し遠出しても利益は残りやすいですが、平日は特に近場がおすすめです。

経費として交通費は馬鹿にできないです。

 

仕込み場の家賃はとてつもなく負担。

毎月5万〜10万円ほど仕込み場としての家賃が経費としてかかっていたらかなりの負担です。売上ではないので仮に営業利益が50%として考えて家賃10万円のところを借りようと思ったら単純計算で売上20万円必要です。

なのでなるべく仕込み場のいらない商材や仕組みづくりは大切です。
仕込み場を必要とせず毎月10万円浮いてきたら休みも増やせますし、利益も単純に増えるので大切な考えです。

おすすめ記事;移動販売(キッチンカー)の仕込み場所の許可は必要?自宅はできる?

 

キッチンカーの経費(維持費)を抑えるコツをあげてみた【実例】

ではここから具体的に実例も交えて経費(維持費)を抑えるための方法をお伝えします。

原価の見直しは仕入れ先とメニュー変更

原価の経費を抑える方法として2つ。

  • 仕入先の見直し
  • メニュー変更

仕入先の見直しはフランチャイズでキッチンカーを運営している方は指定の食材を使うことが多いので仕入先を変えたりできないと思いますが、フランチャイズではない仕入先を自由に変えられる方は相手の方に値段交渉したり、仕入先を変える方法が考えられます。

仕入れの量が増えるに連れて交渉はしやすいです。
また仕入先を変えられるのならネットで調べたり、近所のスーパーでどこが1番安いのか調べて見るだけでも変わります。

実際に自分の近所のスーパーは以下の通り
(価格設定は時期や特売のタイミングにもよります)

  • 卵150円のスーパーと卵200円のスーパー
  • 薬味ネギが100円のスーパーと薬味ネギ150円

です。小さな金額ですが10個や100個仕入れる量がかわると500円、5000円と差額が生まれ年間で考えたら馬鹿にできません。

一度自分の仕入れ周りを見直してみてください。

キッチンカーにおける原価率とは?失敗しないための商品作り【これで完璧】

出店料を抑えるために出店場所を検討する

出店料が1番見直しがしやすく多く利益に影響しやすいです。

結論からおつえすると出店料が安いことにこしたことはないですが必ずしも出店料が安い現場が1番いいとは限りません。
逆に出店料が高いから悪いわけでもありません

要は利益が上がるかどうかが大切なんです。

 

例えば出店料安いところを選んでも全然売上が上がらないところもあれば、出店料は高いけど売上がすごく上がるところもあります。
何度もいいますが1番大切なのは利益が上がりやすいかなんです。

1番いいのは出店料も低く人件費もかからない現場で利益が残る出店場所です

 

移動販売の場所代(出店料)ってどれぐらいかかるの?出店場所選びを間違えると破産するその理由とは?

交通費はなるべく近場で出店して抑える

ぼくは基本30分圏内の現場しか行きません。
帰りとか20分とかで帰れたりもするので疲れた体にもやさしいです。

近いとそれだけガソリン代も高速代も使わないので月の交通費も抑えれます。
逆遠いところばかり行っていると2万、3万、4万と簡単にガソリン代がかさみます。
そこで近場で出店出来るところがあれば経費も抑えれますし出店回数も減らせれます。

最初はいいのですが長くキッチンカーで生きていこうと思うと休みも必要です。なので1日で売上、利益を最大化して休みの時間を作りましょう。

高速代を使わないために時間の余裕をもって行動

キッチンカーは土日にイベント出店することで利益が残しやすいです。
なのでなるべくイベントに出店することをおすすめします。

ただ、土日のイベントで遠いから高速代を使おうと軽い考えでいると簡単に利益が削ぎ落ちます。
なので簡単な方法しては下道でも行けそうなところはなるべく

 

保険代の見直し(任意保険とPL保険)

まず損保保険の見直しポイントは以下の2つ。

  • 保険会社を変える
  • 車のナンバーを変える

加入している保険会社が適正なのか?また保険料を払いすぎていないか?このさじ加減は周りにキッチンカー仲間がいるのなら聞いてみるのがよいです。

まだいなければ保険会社に見積もり依頼をして比較してみてください。

タケ
ちなみに自分はキッチンカーの車両保険に入っていません。
車両保険はひとそれぞれ考え方がありますが事故する確率のが低いと自分は思っていますし保険料自体高くなるので自分は開業当初から入ってないです。

2つ目は車のナンバーを変えるです。今まで自分は1ナンバーでしたが8ナンバーに変えました。
理由は保険料が安くなるからというか車検が2年に1回になるのでラクです。
8ナンバーに変えるのを決めてから保険料も安くなることを知ったので一石二鳥でした。

 

PL保険に関しては売上に応じて保険料が変わるので一概にココがいいとかは言えないですが近年食中毒に対しての賠償金の額が上がっている傾向にあるので安い保険料で保障額が低いものでは賄えない可能性があります。

保障額に関しては心配なら保険料は上がりますが保障金額を上げれます。
保障額は1億に留めておいて衛生管理を徹底することです。

ガス会社の切り替えを検討

自分ははじめ8キロボンベ3000円で購入してましたが少し割高です。
そこから色々さがしたら8キロボンベ2500円ほどです。
さらに格安のところもありますが十分安めです。

500円の差額なので100本使用したら50,000です。
けっこう50,000円浮くのは大きいです。

常に探しましょう。

 

包装材の見直し

包装材はたこ焼きで例えるならたこ舟やお持ち帰り用に使う透明パックです。
基本包装材はまとめ買いがオトクです。

自分の場合はたこ舟10ケースで透明パック3ケースを頼むのですがその分送料がかからないので送料分は浮きます。
毎回1,000円とかかかってたらけっこうな額です。

また包装材の業者は色んなところがあるのでどこが1番安いのか比較してみてください。
業者よってけっこう金額が変わったりするので長期的にみたらけっこうな経費削減になります。

キッチンカーを経営する上で一番大切なのは利益

ここまで経費についておつたえしてきましたが大切なのは

売上-経費=利益

です。

ただ利益もどう使うのかで変わってくるので内部留保として使うのか、税金を抑えるのかいろいろありますが1番利益が重要ということは覚えておいてください。

利益が大切だと理解すると出店先が変わり利益の意識がガラッと変わります。

 

内部留保

まず内部留保は経費ではありません。内部留保は税金を引かれた後のキープしてある利益の事です。つまり現金などで貯蓄し内部留保を作るという事は、それだけ税金を払うと言う事です。

なので設備投資に使うなどする方は多いですが設備投資ばかりに使うのも微妙です。

 

まとめ

いかがでしたか?

まとめると
売上ー経費=利益の公式が大切なので逆算してどう活動したらいいのか考えてみてください。
どこが経費削減できるのか考えてみてください。

まとめ
  1. まず経費がどんなものがあるのか理解する
  2. キッチンカーで注意すべき経費を理解する
  3. 経費を抑えるコツを理解する
  4. 利益が1番大切だということを理解する

 

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この記事を書いた人

たこ焼き、旅、ブログが好きです。内申点10、初アルバイトは1ヶ月でクビ。
仕事、勉強できない僕がたこ焼きで起業し最高月商500万の起業家に!年間144日しか働きません。ブログ、旅,オンライン英会話、移動販売についておもに発信していきます。
詳しいプロフィールはこちらになります

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